VintageWarmer 2でマスタリング|アコースティック・エレクトロニカの楽曲を制作 [制作日記]
前回の楽曲配信が2016年4月30日ですので、約1年9ヶ月ぶりの更新になります。
σ(^_^;)
昨年(2017年)の年始に作り始めた楽曲があり、こちらはトラックメイクまで完了しているのですが、私のミックスに時間がかかっており、いまだ配信できず・・・。
その間、MASAがもう一曲制作しており、こちらが先に完成したため、制作日記を書こうと思います。
ダラダラと日記を書き綴っても、、、ということで、まずは完成した楽曲を掲載します。曲名は『Nights of lights』です。ぜひお聴きくださいませ♫
以下、制作日記となります。
これまでHIRNESで制作した曲は、ハウスなどのダンス系のジャンルですが、もう一つMASAが得意とするジャンルに“アンビエント・エレクトロニカ系の音楽”があります。
昨年の目標(?)は、
歌モノを作る!
だったのですが、なかなか思うように進まず・・・。
そんな中、“アコースティックなエレクトロニカに憧れがある”MASAが気晴らしに作り出した曲がスムースに進んでいきます。やはり“好きこそものの上手なれ”でしょうか。
o(*^▽^*)o~♪
ということで、この方向でトラックメイクを進めていくことにしました。
MASAからラフが送られてきた段階で既に環境音が入っていたのですが、これは昨年(2017年)の秋の夜、家の周りを散歩中にiPhoneでアプリを使用し録音したとのこと。
アプリはYamahaの「Cloud Audio Recorder」(無料)で、録音した音をSound Cloud経由でアップロード⇔ダウンロードできるところが非常に使い勝手が良いようです。
私達は各々、
・MASA ⇒ 旋法音楽(モーダル)
・私 ⇒ 調性音楽(コーダル)
をベースとして曲を作る傾向にあります。この曲はMASAがトラックメイクしていますので、どちらかというとモーダルな感じで構成されています。
ラフの段階でかなり仕上がっていたのですが、展開案として私から転調を提案しました。旋法音楽で考えると、“同じ旋法のまま軸音を変える”という表現になるのでしょうか。
¿(・・)?
メジャーキーの曲の定番(?)、短三度上へ転調し、また元の調に戻ります。一般的なポピュラー音楽の理論に当てはめて転調すると雰囲気が壊れてしまいそうでしたので、浮遊感が出るようなコード進行(ボイシング)を考えてみました。
転調パターンは以下の3つを提案。どのパターンが使用されているかは、冒頭の完成バージョンをお聴きください♪
♬パターン①
♬パターン②
♬パターン③
こうして、9割方完成した状態で、昨年の年末を迎えました。本来であれば、ここから私のミックス作業に入るのですが、冒頭の通り時間がかかりすぎている現状・・・。
なんとか打開したいと、この記事で書いた通り、MASAが使用しているReasonをバージョン10にアップグレードし、また、VintageWarmer 2も最新版にアップグレードしてもらいました。
マスタートラックにVintageWarmer 2を挿し、この状態から音色やアレンジの調整を行ったもらおうとしたところ、
おや??? このままいけるのは?
( ° ▽ ° ;)
となり、最終的なミックス・マスタリングまでMASAにやってもらうことにしました。
ということで、ReasonとVintageWarmerで冒頭の楽曲が完成しました。なお、VintageWarmer 2の使い方は、以下の動画を参考にしています。
☞PSP VintageWarmer 2 Tutorial (Japanese Subtitles) - YouTube
VintageWarmer 2はマスタートラックのみの使用で、設定はこんな感じです。(背面はプリセットの設定をそのまま使用しています。)
オン・オフでどの程度音が変わるのか、以下の動画を参考にしていただければ幸いです。
VintageWarmerのように、ピークを潰すのではなくサチュレーションで全体を持ち上げるエフェクトの場合、飽和している帯域があるとすぐに歪んでしまい、音圧を上げられなくなります。
よって、VintageWarmerだけできれいに音圧を上げられるような場合、音色設定やアレンジが上手くできていると言えるのかもしれませんね。
Reason 10、VintageWarmer 2を(MASAが)導入したことで、今後はMASAだけで完結できるケースが増えてくると思います。
楽曲の更新頻度も高くなると思いますので、是非また当ブログにお立ち寄りいただければ幸いです。
m(_ _)m
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