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大人のボケ防止・脳トレ?│ピアノ曲で初めてのフーガを練習。左右(両手)の独立を目指して [大人のピアノ(初心者)]

クラシックピアノを習い始めて一年半になりました。その1~2年前から、ポピュラーピアノを習っていることは、以前に投稿した記事で書いた通りですが、30代後半(35歳を超えて)からクラシックを習い始めてどうなることかと不安に思いつつ、何とかまだ続けられています(笑

現在師事している先生からレッスン中に冗談半分(?)で、

・脳が活性化されるでしょう。
・ボケ防止になりますよ。
なんてことを笑いながら言われたりします。

本当にボケ防止になるのかはわかりませんが、ポピュラーピアノとはちょっと違う脳を使っているなぁと思うことがクラシックピアノのレッスンでありますので、そのことを書こうと思います。

上述のとおり、現在私は
・ポピュラー(ジャズ)ピアノ
・クラシックピアノ
と二人の先生に師事しています。

ポピュラーピアノのレッスンでは、リードシートと呼ばれるメロディとコードが書かれた楽譜を使用しています。このリードシートをもとに、伴奏型やボイシングを変えて演奏していくのですが、“音符”としてはメロディしか記載がありませんので、コードを見て、それを頭の中で音(構成音)に置き換える必要があります。

私がレッスンを受けているのはまだやさしい内容のため、伴奏系も複雑なものではないのですが、それでもいきなり弾けるものではなく、かなり苦労しています。

習い始めた当初と比べれば、先生からも

だいぶ初見がきくようになったね
とは言われるものの、課題を仕上げるには時間がかかります。

ただ、上述のとおりまだ簡単な内容だからというのもありますが、基本的には“型”を覚えている感じになりますので、どちらかと言えば勉強で言うところの暗記科目に似た感じだと思います。(これができるようになった後に、アドリブなどを習う予定です。いつになったらそこにたどり着けるのか・・・。)

さて、クラシックピアノを習い始めて、そこで初めてフォームや脱力、そして音楽(フレーズ)の解釈の仕方など、そもそものピアノの弾き方を一から教わっているのですが、それに加えて、ポピュラーピアノとは使っている脳の部分(?)が違うなぁと思う課題があります。
それは対位法です。

と言いましても、まだ私は対位法のピアノ曲にたどり着いてはいません。クラシックピアノを始めた人が最初に目指すと言われる(?)、バッハのインベンションに向けて、バロックの小曲をこなしています。(一部古典も含まれます。)

他の記事でも書いていますが、クラシックピアノのレッスンは

・先生独自の指の体操
・ハノン
・課題①
・課題②

という内容でして、課題①は「みんなのオルガン・ピアノの本」→「バイエル」→「ブルグミュラー25」と進んでおり、課題②がバロックの小曲です。

課題①に関しまして、バイエルまでは1曲につき1回のレッスンでだいたいマルをもらえていました。ブルグミュラー25に入って先生から求められることも多くなり、1回のレッスンでマルをもらえることはなくなりましたが、バロックの小曲に関しては最初から仕上げるのに時間がかかりました。

数えてみたところ、これまで1年半で18曲ですので、1曲を仕上げるのに1ヶ月(約4回のレッスン)かかっていることになります。(最近の曲はもっと時間がかかっているような気が・・・。)

譜づらは課題①も課題②もそれほど変わりません。では何が違うかと言いますと、ものすごく漠然とした内容になりますが、左手が規則的ではないことだと思います。

上述のとおり、まだ対位法までたどり着いていませんので、複旋律(右手に加え左手も旋律を演奏する)ではないのですが、左手の伴奏の上に右手のメロディを乗せるといった感じの曲ではないのです。

メロディ(右手)の邪魔にならないように伴奏(左手)を抑えるといった意識の持っていき方とは少々異なり、双方の演奏を如何に同調させて曲として仕上げていくかというような意識の持ち方が必要となります。

ですので、同じ譜づらでも、課題①以上に右手と左手の独立が求められるようになります。逆に言えば、両手の独立訓練にはもってこいの課題ですね。

指を動かすということだけでも脳にいいのかもしれませんが、私がバロックの小曲で右手と左手が独立せず苦戦している姿を見て、冒頭のとおり先生から「ボケ防止になりますよ」と言われます。
(^^;

そんな中、最近のレッスンで簡単な対位法が含まれた曲を課題として与えられました。フーガと呼ばれる楽曲形式の曲でして、曲頭の部分で、右手の主唱を3小節遅れて左手が5度上げて応唱します。作曲者はドメニコ・ツィポーリ(Domenico Zipoli)です。

私が使用している楽譜ではプレルーディオ(Preludio)という曲名になっていますが、ネットで調べていたらヴェルソ(Verso)という表記の方が一般的なようです。バロックの時代は本当の意味での曲名がまだないのですよね。なので、曲式などが曲名となっていることが多く、作品番号や調などが一緒に付けられていることが多いみたいです。

ちなみにこの曲はホ短調です。(最後はピカルディ終止で長調で終わっています。)
バッハのインベンションにたどり着ける日が来るのか・・・。「左右独立の訓練≒脳トレ」はまだまだ続きそうです(苦笑

【Written by JUN】


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