ピアノを弾けない初心者がピアノソロ曲の作曲に挑戦 [制作日記]
初めて楽曲が完成する前(楽曲制作中)に制作日記を書きます。
(^^;
というのも、まさかこんな展開になるとは思っていませんでした。ピアノを習い始めてまだ3~4年程度の私が、、、そしてこれまでほとんど作曲経験のない私が、、、ピアノ曲の作曲に挑戦することになるなんて・・・。
しかもその曲を、プロのピアニストの方に演奏していただき、録音することになるとは・・・。
HIRNESとしてはちょっと特殊な制作活動となりますが、その制作日記を数回にわたって書いていきたいと思います。
HIRNESの活動では、ハウスをメインとしたダンスミュージックの制作を行なっています。
プロフィールのところでも書いていますが、HIRNESの中で、私はミックス・マスタリングを主に担当していまして、楽曲に関してはほとんどMASAが制作を行なっています。
コード進行など、ちょっとしたアイデアは私から案を出すこともありますが、最終的に楽曲として形にするのはMASAです。このやり方で、これまで3曲の楽曲を制作し、ペースもつかめてきました。
そんな中でのピアノソロ曲制作。その発端は遡ること4ヶ月ほど前、私がMASA家を訪問した時でした。その時制作を進めていた楽曲に加え、今後の方向性などの話をしたのですが、MASAがもう一つ得意とするジャンル、環境音楽的な楽曲を今後作ってみようということになりました。
過去にMASAが作ったその手のジャンルの曲を聴いたことがあったので、何となくイメージはわきました。ピアノやアコギなど、生楽器の短い演奏を素材として取り入れ、それらを組み合わせて楽曲を構成する感じです。
☟MASAがHIRNESの活動前に制作した楽曲
またこの時、最近MASAのお気に入りのアーティストが、YouTubeの公式アカウントに投稿しているピアノ一本の即興的な演奏動画を見せてもらいました。
これらをもとに、後日、ちょっとしたピアノのラフを3つほど作り、MASAに聴いてもらいました。もちろんこの時はピアノソロ曲なんて頭にありませんでしたので、コード感が判る程度の伴奏と簡単なフレーズのみのものです。
その3つの中でMASAに気にってもらえたものが1つありまして、これを膨らませていこうということになりました。
で、ここから事態は急転するのですが、3曲目の制作日記で書いた通り、この後MASAの仕事が忙しくなってしまい、しばらく音楽活動ができない状況になりました。
そんなこともあって、私の方で土日を使ってちょこちょこいじっているうちに、曲として成り立つような構成が出来上がりました。
MASAが音楽活動を再開した際、このデータを渡し、これをもとに環境音楽の制作を始めてもらったのですが、これが難航。なぜならば、上述のとおり、ピアノだけで曲が成り立ってしまっている状態だからです。
これだと、編集することが難しい。。。そしてMASAから
との提案が。しかも、
とも。
・・・、はい、わたくし完全に調子に乗りました(笑
MASAの言葉に気分を良くし、それではとピアノソロ向けにアレンジを開始。
ここで、やっと記事タイトルの内容になるのですが、私はピアノ歴に関しては3~4年、ピアノを弾けるか弾けないかの二択に分ければ、“弾けない”部類に入ります。
そんな私がどうやってピアノ曲を作曲していったのか。それは、以前投稿した音楽理論に関する記事で書いた通り、「学ぶ」=「真似ぶ」方式です。
ピアノの演奏法にしても、いくつかの基本的な型があります。特に左手の伴奏などは典型的な型がいくつかあります。これまで私が習った伴奏法や、レッスンで弾いた曲の中で応用できそうな部分をこの曲にも取り入れました。
もちろん、モチーフとなるフレーズやコード進行はオリジナルで作っていますが、それをピアノでどう演奏するかに関しては、少ない引き出しの中から、当てはめられるものを組み合わせて構成しています。
レコーディングが無事終われば、その後に音源を公開する予定ですが、ピアノ曲に精通されている方であれば、初歩の教本で学ぶ定番型の詰め合わせといった感じに聞こえてしまうかもしれませんね(汗
そんな形で一応ピアノ曲という体を成した楽曲が出来上がりました。MASAにも聴いてもらい、良い感じになったと言ってもらえたので、ではこれをピアノ音源で鳴らして配信、、、で済んだものの、ここで私に変なこだわりが。。。
どうせなら生ピアノの生演奏で録音してみたい。これが後々自分で自分の首をしめることになるとも知らずに・・・。
後日公開予定のPART2へ続く。→こちら
【追記:2015年12月13日】
無事録音を終え、音源を公開しました。
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